アジア太平洋地域の企業、SAPの近代化を加速
シドニー--( BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- AI中心のグローバルなテクノロジー調査・アドバイザリー企業であるInformation Services Group( ISG)(Nasdaq: III)が発表した最新の調査レポートによると、アジア太平洋地域の企業は、プラットフォームの移行が避けられなくなる中、短縮されたスケジュールで規律あるSAPトランスフォーメーションに取り組んでいます。
「2026年版ISG Provider Lens ® SAPエコシステム(アジア太平洋地域版)」レポートによると、ERP Central Componentシステムのサポート期間の終了が2027年に迫っていることを踏まえ、多くの企業がSAP S/4HANAとクラウド中心のオペレーティングモデルの導入を進めています。このような移行を実施するに当たり、企業はシステムの安定性、監査可能性、長期的なアップグレード対応を重視しています。
ISGオーストラリア・ニュージーランドおよびアジア太平洋地域パートナー兼地域責任者であるマイケル・ゲイルは、次のように述べています。「アジア太平洋地域の企業は、スケジュールが厳しくなるにつれ、より厳格で明確な方針のもと、SAPトランスフォーメーションに取り組んでいます。混乱を回避し、長期的なレジリエンスを確保するために、実行を構造化することを重視しています。」
同地域の企業は、核となるSAPシステムの安定性を維持するため、クリーンコアの原則を採用し、不必要なカスタマイズの排除を進めています。また、業務プロセスの標準化を進める一方で、SAP Business Technology Platformの拡張機能を活用して機能強化を行い、アップグレードの柔軟性を確保しています。さらに、設計判断を詳細に文書化したり、標準機能と差別化機能を明確に分離することも重視しています。
クラウド導入のモデルは、規制環境や運用要件の違いを反映して、地域によって異なります。オーストラリアやニュージーランドの企業は、ハイパースケーラーのエコシステムに対応したクラウドネイティブなツールやパブリッククラウドアーキテクチャを採用しています。一方、インドや東南アジアの多くの企業は、データ所在要件や現地の業務の複雑性に対応するために、ハイブリッドクラウドやプライベートクラウド環境の構築を進めています。
アジア太平洋地域の企業は、説明可能なモデル、透明性のある監査証跡、自動化された意思決定に対する人間の監視を重視しつつ、従業員の生産性、サプライチェーン計画、予測といった中核プロセスに、SAP Business AI機能を慎重に統合しようとしています。データ移行の面では、柔軟性の向上と混乱の抑制を目的に、大半の企業が選択的なデータ移行を採用しています。ISGによると、このアプローチには、厳格なデータの整合性や早期の是正計画が求められますが、重要な履歴データを維持しながら移行リスクを低減することができます。
ISGのシニアリードアナリストであり、本レポートの主席執筆者であるマハルシ・パンディアは、次のように述べています。「アジア太平洋地域の企業は、業務改善の大きな可能性を求めてAIに注目していますが、導入の初期段階から主導権を維持することを重視しています。プロバイダーは、企業が責任を持ってAI導入を準備し、実行できるように支援することで、企業の安定性維持と将来の機能強化の基盤作りに貢献しています。」
本レポートでは、SAP Cloud Application Lifecycle Managementへの依存の高まりや、複数国にまたがるトランスフォーメーションプログラムの監査可能性やシステム安定性を重視する動きなど、アジア太平洋地域のSAPエコシステムにおける他のトレンドについても分析しています。
SAPを利用するアジア太平洋地域の企業が直面する課題や、それらに対処するためのISGのアドバイスについてさらに詳しく知りたい方は、ISG Provider Lens Focal Points briefingを こちらからご覧ください。
本レポートでは、34社のプロバイダーについて、「SAP S4/HANA System Transformation」、「SAP Application Managed Services」、「SAP Business AI and Business Technology Platform (BTP) Services」の3つのカテゴリーに基づき、その能力を評価しています。
アクセンチュア、キャップジェミニ、デロイト、HCLテック、IBM、インフォシス、TCS、テック・マヒンドラ、ウィプロが、3つのクアドラントすべてにおいて「リーダー」に選出されました。DXCテクノロジーとNTTデータは2つのクアドラントで「リーダー」に選出されました。
さらに、ISGの定義による「有望なポートフォリオ」と「高い将来性」を持つ企業として、Atosが2つのクアドラントで「ライジングスター」に選出されました。日立デジタル・サービスも、1つのクアドラントで「ライジングスター」に選出されています。
顧客体験の分野では、インフォシスが、SAPエコシステムプロバイダーの中で2026年のグローバルISG CXスター・パフォーマーに選出されました。インフォシスは、テクノロジーおよびビジネスサービス業界における最高峰の品質認定プログラムである ISG Star of Excellence™プログラムの一環として実施された、ISGの「ボイス・オブ・カスタマー(顧客の声)」調査において、最高の顧客満足度スコアを獲得しました。
「2026年版ISG Provider Lens SAPエコシステム・パートナー(アジア太平洋地域)」レポートは、購読者向けに提供されているほか、こちらの ウェブページから都度購入も可能です。
ISGについて
ISG(ナスダック: III)はグローバルにAIを軸とするテクノロジー調査・アドバイザリー企業です。ISGは世界のトップ100企業のうち75社を含む900を超えるクライアントから信頼されるビジネスパートナーであり、テクノロジーおよびビジネスサービス分野で長年にわたり業界をリードしてきました。現在はAIの活用を通じて、組織のオペレーショナル・エクセレンスと成長加速を支援する最前線に立っています。2006年に設立された同社は、独自の市場データとリサーチ、プロバイダー・エコシステムに関する深い知見と管理力、そして世界に点在する1500人の専門家が連携して提供する専門性を強みに、クライアントのテクノロジー投資価値の最大化を支援しています。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。